サイエンスダイエットの小型犬のドッグフード情報。
ダイエット用というよりかは、去勢や避妊済みのわんちゃんや運動量の少ないわんちゃんが太ってしまわないように配慮されたドッグフードです。
サイエンスダイエット「小型犬 パーフェクトウェイト(1歳以上)」の基本データ
基本情報
ブランド | サイエンスダイエット |
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商品名 | 小型犬 パーフェクトウェイト(1歳以上) |
目的 | 総合栄養食 |
タイプ | ドライフード |
対象ライフステージ | 成犬用 |
対象年齢 | 1歳〜 |
対象犬種 | 小型犬 |
原産国 | アメリカ |
代謝エネルギー | 319kcal/100g |
特徴 | ダイエット用|小粒 |
特徴
新発想の体重管理で健康をまもる。
避妊・去勢後の犬にも。歯と歯ぐきの健康維持のためビタミンDとビタミンCを配合。小型犬の小さな口でも食べやすい、薄くて小さい専用の粒にしました。
健康な代謝のために、亜麻仁、ココナッツ油などの高品質な食材の組み合わせ。カロリー減*で確かな栄養を実現しており、理想的な体重を目指す。
避妊・去勢後は必要なエネルギー量が減少するため、太りやすくなるといわれています。愛犬と長く健康で幸せに暮らすために、太らない食生活が大切です。
科学的に証明された抗酸化成分をたっぷり配合**し、小型犬の健康を維持。本来の免疫力を保つことで、小型犬の長く健康な一生をサポートします。
*カロリー約14%減。(当社「小型犬用 アダルト 成犬用」ドライ製品との比較)
**ビタミンE 17%以上増。(当社「アダルト 小粒 成犬用」ドライ製品との比較)
引用元:公式サイト
「小型犬 パーフェクトウェイト(1歳以上)」の原材料の評価チェック♪
動物性たんぱく質が主原材料となっているか
評価:★★☆☆☆
主原料は上から順番に使用されている量が多いものを表示する決まりですが、1番目は小麦、2番目はコーングルテン、3番目にトウモロコシときており、4番目に動物性たんぱく質のトリ肉がきています。
ドライフードの場合、上位2つまでに動物性たんぱく質が入っていることが好ましいとされていますので、体重管理用とはえ、少し気になります。
避けたい原材料が使用されていないか
評価:★★★☆☆
「動物性油脂」
危険とされる材料は使用されていませんが、「動物性油脂」といった、元が何であるかわからない原材料が使用されています。
このことについてはこだわりによるところが多いと思いますが、人間が食べる食べ物と同じようにわんちゃんにも「何が入っているのか明確なドッグフード」を食べさせてあげたい場合には向かないドッグフードです。
「牛脂」「チキンオイル」といったように何の油なのかが明確に記載されている方がより安心できますよね。
アレルギーを発症した場合などに、これまでに食べていたドッグフードに何が入っていたのかがわかれば、除去すべき食材のヒントになりますので何から取れた油かがわかる方が消費者としては安心ですね。
サイエンスダイエットでは、ほとんどの商品にこの「動物性油脂」が使用されています。
「植物性油脂」が使用されていることも多く、こちらも何が元になっているか不明ですが、この「パーフェクトライト」の場合は「ココナッツ油」と植物性油脂が何であるかが明記されています。
ビートパルプ
食物繊維であるビートパルプが含まれており、ビートパルプは賛否両論のある原材料ではありますがペットフードでは比較的ポピュラーな原材料で、食物繊維の中でもバランスが良くメリットの多い食物繊維源として、腸内環境を整えるために配合されています。
ビートパルプの加工時に硫酸系の薬品が使われているとの噂から否定的な意見も見られますが、そのようなことがあるとすればよっぽど粗悪なフードでない限りはそういったことはないかと思われますが、不安な方はビートパルプが入っているフードは避けた方が良いかもしれません。
添加物(栄養)
添加物は栄養基準を満たすために、ミネラル類、ビタミン類が添加されており、これは栄養面から見ると必要な添加です。
ただし、なんでもかんでも添加で済ませてしまうのは好ましくありません。食品から摂取して欲しいですよね・・。
このフードの場合必須アミノ酸であるメチオニン・リジンが添加されています。
水に溶けやすいビタミン類については仕方ないにしてもたんぱく質はなるべく食品から摂取させたいと個人的には思います。
添加物(酸化防止剤)
酸化防止剤として使用されているのは自然派のミックストコフェロール(ビタミンE)、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物が使用されているので、危険な合成防腐剤は使用されていないところは高評価です。
トリ肉エキス・ポークエキス
エキスについては、トリ肉、ポークと、何のエキスなのかが明記されています。
こういった「エキス」を悪評価するドッグフード評価サイトも見受けられますが、栄養バランスを考慮しつつ、わんちゃんの嗜好性アップ・食欲を支えるために必要な場合もあります。
ミートエキスといった表現ではなく、何のエキスかはっきりしている場合は気にしなくてはいけないような原材料ではありません。
付加価値を求める場合のチェックポイント
食物アレルルギーへの配慮
アレルギーの原因となりやすい小麦が多く使用されているため、現在小麦にアレルギーがある犬、または小麦が入っていないフードを探している場合は向かないフードです。
アレルギーが発覚した子の場合、食べていたドッグフードに何が入っていたかがわかれば原因の特定がしやすくなる場合があります。
動物性油脂、植物性油脂といった何が原料となっているかが不明な表記ではなく、何の油なのか、使用された原材料の個別名を細かく表記するといった配慮はされていません。
原材料の産地などの情報開示への配慮
消費者向けに原材料についての情報開示は細かく行っていません。
ホームページのQ&Aには、「主な原料はなんですか?」といった質問に対して「主原料の蛋白質、脂肪、炭水化物は高品質なものを使用し、合成蛋白質は使用していません」という回答が掲載されています。
「高品質なもの」であることのみが分かる状態でもう少し詳しく知りたいと一消費者としては思います。
原材料の配合量開示
原材料それぞれの配合パーセンテージが不明です。
配合量がわかれば、たんぱく質の「質」などの参考になるため、ドッグフードを選びやすくなります。
この辺り、飼い主自身がしっかりと見て選びたい場合は向かないフードです。
栄養面でいうと、総合栄養食ですので健康維持に必要な栄養バランスであることは間違いがないので細かく気にならない場合は特に問題とはなりません。
サイエンスダイエット「小型犬 パーフェクトウェイト(1歳以上)」原材料の総合評価
小麦、コーングルテン、トウモロコシと、上位3つの原材料が全て穀類です。
体重管理用とはいえ、もう少しなんとかならにものかと思います。
それぞれの量まではわかりませんが、比率としては動物性たんぱく質がとても少ないのではないかと感じます。
後ほどご紹介する保證分析値ではたんぱく質の量は必要な栄養基準を満たしていますが、数値だけでなく原材料と合わせてみることが大切です。
総合栄養食ですので、犬に必要な必須アミノ酸等のバランスは添加することできちんと配合されていますが、気持ち的に動物性たんぱく質がメインであり、添加するのではなくなるべく食品から栄養素を取り入れられるフードを選びたいですね。
「小型犬 パーフェクトウェイト(1歳以上)」保証分析値から見る栄養評価チェック
保証分析値(表示義務5成分)
粗タンパク質 | 23.5%以上(30.7) |
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粗脂肪 | 9.5%以上(10.5) |
粗繊維 | 14.5%以下(17) |
粗灰分 | 6.5%以下(7) |
水分 | 10.0%以下 |
※()カッコ内は乾物量(DM)です。
その他成分分析値
カルニチン | 200mg/kg以上 |
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オメガ3脂肪酸 | 0.50%以上 |
オメガ6脂肪酸 | 1.50%以上 |
ビタミンE | 470IU/kg以上 |
ビタミンC | 85mg/kg以上 |
サイエンスダイエット「小型犬 パーフェクトウェイト(1歳以上)」の栄養成分の評価
総合栄養食なので、犬に必要な栄養素は満たしています。
栄養的には問題ありません。
原材料を見る限り、たんぱく質は植物性たんぱく質がメイン。
体重管理用ですので脂質は抑えられています。
繊維質が多くカロリーが抑えられていますが、食物繊維の消化が苦手なわんちゃんにとって負担がある場合もあります。
与える場合はうんちの状態を見ながらが良いかもしれません。
必須アミノ酸であるメチオニン、リジンが添加されています。
個人的には、必須アミノ酸については、添加するのではなく、動物性たんぱく質からバランス良く食品によって摂取して欲しいと思いますので、あまり好きではないフードです。
サイエンスダイエットの他のフードの方が好きです。
サイエンスダイエット「小型犬 パーフェクトウェイト(1歳以上)」の給与量
サイエンスダイエットの公式サイトには、給与量の目安が一覧となって記載されています。
給与量はワンちゃんの年齢や環境によって異なりますが、サイエンスダイエットの場合は、年齢別に商品が分けられているので、その給与量もとてもわかりやすいです。
逆に全犬種用のドッグフードの場合は分かりにくいので、その点、サイエンスダイエットはわかりやすくていいですね。
公式サイト給与量はこちら
当サイトでも下記ツールによって給与量を計算できます。
ドッグフードのメーカーによって給与量の計算値が異なりますので、ここで出る目安はあくまでも目安としてご利用ください。
公式サイト「小型犬 パーフェクトウェイト(1歳以上)」の給与量計算は、カロリー要求量計算値の係数は1.4で計算されているようです。
係数1.4は、下記計算ツールでの「健康|去勢・避妊済み」に該当します。
1kg | 30g | 2kg | 55g | 2.5kg | 60g |
---|---|---|---|---|---|
3kg | 70g | 3.5kg | 80g | 4kg | 90g |
4.5kg | 95g | 5kg | 105g | 7kg | 135g |
10kg | 175g |
あなたのワンちゃんに合わせた給与量をチェック
体重 kg
わんちゃんの条件を選択してください。
※ドッグフードの代謝エネルギーと1日あたりのエネルギー量(DER)を元に給与量を計算しています。
※健康状態、生活状況により異なりますのであくまでも目安としてご利用ください。
※計算方法、利用係数当は「犬に必要な1日のカロリー(DER)計算ツール」「ドッグフード給与量計算ツール」ページよりご確認ください。
サイエンスダイエット「小型犬 パーフェクトウェイト(1歳以上)」の価格やお試し・サンプル情報
販売価格
内容量 | 定価 | 100g辺り | 1日のコスト(※1) | ||
---|---|---|---|---|---|
体重3kg | 体重5kg | 体重10kg | |||
1kg | 1,026円 | 146.6円 | 117.2円 | 172.3円 | 289.5円 |
1kg | 1,790円 | 127.9円 | 102.2円 | 150.4円 | 252.6円 |
※1:健康な成犬で、未去勢の場合のRERから求めた1日に必要なカロリーと、「小型犬 パーフェクトウェイト(1歳以上)」の代謝カロリー319kcalを元に計算した1日の給与量から1日のコストを計算しています。RERの計算方法や詳細はこちら
定価不明のためAmazonの参考価格を掲載
試供品やサンプル情報
試供品やサンプルはある?
獣医さんにはよく小さい小分けにされたサンプルが置いてあります。食いつきを見るのに最適なサイズ感のものなので、獣医さんに行った際にチェックしてみてください。
サンプルとは少し異なりますが、サイエンスダイエットではリニューアル後の商品に関しては、3.3kgまでの商品であれば、返金保障制度が利用できます。
(2017年12月までは、リニューアル以前の3.3kgを超える犬用ドライ製品についても、従来の条件で返金の対象。2018年1月以降は、3.3kg以下の製品のみ返金対象。)
購入店舗での返金は受け付けていませんが、用紙への記入、指定された場所への着払いでの返送を行うことで、郵便為替にて返金される仕組みです。
サイエンスダイエット「小型犬 パーフェクトウェイト(1歳以上)」の通販・購入できるお店情報
実店舗で購入できる場所
サイエンスダイエットのシリーズは大抵どこの量販店でも購入することができます。
スーパーなどではあまり見かけませんが、ホームセンターのペットコーナーでは置いてあることが多いです。
何かのついでに実店舗で購入するのも良いですが、重たいのでネットで購入する方法がオススメです。
ネットで購入する際は、安いからと言って、海外並行輸入品の購入は避けるようにしましょう。
並行輸入品などは入手経路がわからず、また輸送中の温度管理などがされていない可能性があり、品質の保証がありません。
わんちゃんの大切な栄養となる食べ物ですので、きちんと国内正規品を購入するようにしてください。
楽天市場の最安値は?
「小型犬 パーフェクトウェイト(1歳以上)」は、残念ながら、楽天市場での販売はされていないようです。
サイエンスダイエットの製品は、220人以上の獣医師や栄養学者などの専門家によって製品の開発や改善が行われています。
ドッグフードを「ナチュラル」と「サイエンス」で分けて考えた場合、その名の通りサイエンスダイエットは「サイエンス」であり、化学的な研究をもとにドッグフードが開発されています。
また、450頭以上の犬を飼育し長期にわたって給与試験が行われながら製品の開発がされています。
愛犬が健康で少しでも長生きができるように栄養面からサポートされており、サイエンスダイエットの商品は、ライフステージ、サイズ等の条件で細かく対応するドッグフードが分かれています。
これは色々開発して売ってやろう!ということではなくて、犬の成長やライフステージ、大型犬なのか小型犬なのかなどによって必要な栄養とタイミングが異なるためです。
細かい栄養素を読み解かなくても飼い主である私たちが、表示されている年齢やサイズに合わせて選ぶだけで必要な栄養について悩む必要がない製品がサイエンスダイエットかと思います。